精神ストレスからくる腰痛

  1. 筋肉の緊張: 精神的ストレスは、無意識のうちに筋肉を緊張させることがあります。特に、背中や腰部周辺の筋肉が緊張することで、腰痛を引き起こすことがあります。
  2. 疼痛感受性の変化: ストレスは中枢神経系を通じて疼痛の感受性を高め、軽度の刺激でも強い痛みとして感じるようになることがあります。これにより、腰痛をより強く、または慢性的に感じるようになることがあります。
  3. 姿勢の悪化: ストレスが高い状態では、無意識のうちに姿勢が悪化することがあります。長時間にわたる不適切な姿勢は、腰部に負担をかけ、腰痛の原因となります。
  4. 生活習慣の変化: 精神的ストレスは睡眠障害や運動不足、不健康な食生活など、腰痛に影響を及ぼす生活習慣の変化を引き起こすことがあります。
  5. ストレス関連物質の影響: ストレスにより分泌されるアドレナリンやコルチゾールなどのホルモンは、長期にわたると体に様々な影響を及ぼします。これらの物質が炎症を引き起こすことで、腰痛を悪化させる可能性があります。

これらのメカニズムは互いに関連しており、精神的ストレスが腰痛を引き起こす、または既存の腰痛を悪化させる一因となり得ます。腰痛の治療や予防においては、ストレス管理の重要性が強調される理由です。ストレスを軽減するためのリラクゼーション技法、適度な運動、趣味や社会活動への参加などが推奨されます。

治療方法

精神的ストレスからくる腰痛の治療には、以下のようなアプローチがあります。これらの治療法は、腰痛の物理的な原因を直接的に治療するだけでなく、ストレスを管理し、その影響を軽減することを目指します。

  1. 認知行動療法 (CBT): 認知行動療法は、ストレスや痛みに対する考え方や対処方法を再構築することを目的とした心理療法の一種です。患者が痛みに関連するネガティブな思考パターンを認識し、それらをより現実的かつ健康的なものに変えることを助けます。
  2. リラクゼーション技法: ストレスや筋肉の緊張を緩和するために、深呼吸法、瞑想、ヨガ、進行性筋弛緩法などのリラクゼーション技法が推奨されます。これらの技法は、身体的および精神的なリラックスを促進し、腰痛の軽減に役立ちます。
  3. 運動療法: 適度な運動は、腰痛を管理し、ストレスを減らすための有効な手段です。特に、ストレッチや低強度のエアロビック運動、水泳などが推奨されます。運動は、筋肉の柔軟性と強度を向上させ、腰痛の予防と緩和に役立ちます。
  4. 物理療法: 物理療法士による個別の指導のもと、腰痛の原因となる筋肉の不均衡や姿勢の問題を改善するためのエクササイズが行われます。また、温熱療法や冷却療法、電気刺激療法などが痛みの緩和に用いられることもあります。
  5. 医療的介入: 長期間改善しない重度の腰痛の場合は、薬物療法(痛み止めや筋弛緩剤)、ブロック注射、場合によっては手術的介入が検討されることもあります。これらの治療は、医療専門家による評価と指導のもとで行われます。
  6. ライフスタイルの改善: 良質な睡眠、バランスの取れた食事、十分な休息を取ることも、ストレスを軽減し、腰痛のリスクを減らすために重要です。

精神的ストレスからくる腰痛の治療では、これらのアプローチを組み合わせることが一般的です。腰痛が持続する場合は、医師や心理療法士などの専門家の助けを求めることが重要です。

鍼治療の効果

鍼治療は、特定の体の点(経穴)に細い針を刺入して行う治療法です。この治療法は、多くの健康問題や痛みの管理に役立つとされています。鍼治療の効果は、症状や個人によって異なりますが、以下のような効果が報告されています。

  1. 痛みの緩和: 頭痛、腰痛、関節痛など、様々な種類の痛みに対して効果があるとされています。
  2. ストレスの軽減: ストレスによる身体的、精神的な症状の軽減に役立つことがあります。
  3. 筋肉の緊張の緩和: 筋肉のこわばりや緊張を緩和し、柔軟性を改善する効果があります。
  4. 免疫機能の強化: 免疫システムの調整に役立ち、全体的な健康状態の向上に寄与することがあります。
  5. 消化機能の改善: 食欲不振や胃腸の不調など、消化器系の問題の緩和に効果的です。
  6. 睡眠の質の改善: 不眠症を含む睡眠障害の改善に役立つことがあります。

ストレス腰痛で使用する主な経穴

  1. 合谷 (LI4): 手の甲、親指と人差し指の骨が交わる部分に位置します。頭痛やストレスの緩和に用いられます。
  2. 足三里 (ST36): 膝の下、脛骨の外側にあるポイントです。全身の気の流れを改善し、消化器系の問題や疲労回復に効果があるとされています。
  3. 太衝 (LR3): 足の甲、第1趾と第2趾の間、骨の起始部近くに位置します。肝機能の調整やストレス緩和に使われます。
  4. 内関 (PC6): 手首から掌側に約3指分上の内側に位置する経穴で、吐き気や不安感の軽減に効果があります。
  5. 百会 (GV20): 頭頂部に位置し、精神的な安定や集中力向上に寄与します。

これらはほんの一例で、鍼治療には多数の経穴があり、それぞれ特定の効果があるとされています。

腰痛治療していて、ストレスからくる腰痛が多いと感じます
◎住まいを変えた
◎転職した又は、仕事場所が変わった
◎結婚や離婚など生活変化
◎人間関係問題

問診していると上記が多い方に腰痛が時間差で起きていると思います
すぐに腰痛になるのではなく1か月から3か月経ってから症状が出てきます。
現状に一生懸命で自分の健康より目の前のことに集中してしまい、後で爆発してしまうケースです
治療効果も少し時間かかってでてきます。私は1週間1回を2か月から3か月は通院してもえるよう提案します。
時間のかかった怪我なので、時間のかかることを説明します。例え、すぐに効果がでても再発する可能性があるのがストレス腰痛です。少し時間を使って治すことをお勧めしております。焦りは禁物です

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